虫歯ができやすい場所はどこ?
溝・歯間・根元の原因【千葉駅】

治療のたびに同じあたりを診てもらっている気がする、奥歯ばかり通っている——千葉駅の当院でも、そう感じている方は少なくありません。虫歯は口の中のどこにでも同じようにできるわけではなく、始まる場所には、はっきりとした偏りがあります。そして偏っている理由は、その場所が置かれている環境で説明がつきます。

この記事では、虫歯ができやすい場所を、奥歯の噛む面の溝、歯と歯が接している面、歯ぐきの境目と歯の根元という三か所に分け、それぞれで何が原因になっているのか、そして自分ではどこまで気づけるのかを整理します。乗り換えの合間や帰宅前に立ち寄れる立地ですので、思い当たる場所があれば早めにご相談ください。

虫歯が始まる場所は、
口の中で偏っている

歯の模型で歯と歯ぐきの境目にできた虫歯を器具で示しているところ|シティデンタルクリニック ペリエ千葉エキナカ

偏りをつくっているのは、その場所の環境

歯の表面には、食べたものも細菌も等しく触れています。それでも虫歯が特定の場所から始まるのは、そこに「とどまり続けられる環境」があるからです。環境を決めているのは、おおむね次の三つです。

  • 唾液がどれだけ流れているか。舌や頬が触れ、唾液が行き来する面は、酸がうすまりやすく、ミネラルも戻りやすい
  • 形が単純か複雑か。細い溝や急な段差があるほど、入り込んだものが出ていきにくい
  • 外から力が加わるか。噛む面や舌が当たる面は、こすられることで付着物が動かされる

この三つがそろって不利になる場所が、口の中には決まって存在します。歯並びや歯の形、歯ぐきの位置は人によって違いますから、不利な場所の顔ぶれも人によって違います。「いつも同じところ」と感じるのは、その人の口の中で条件が変わっていないからです。

もう一つ、場所の話には時間の要素も混じります。不利な場所は、有利な場所に比べて汚れがとどまる時間が長くなります。同じ一日を過ごしていても、歯の面ごとに「酸にさらされている時間」が違っているということです。虫歯の原因を口全体で平均して考えるとぼやけてしまうのは、この差が見えなくなるためです。

みがくことだけでは埋まらない差がある

厚生労働省のe-ヘルスネットは、むし歯の予防法として「歯みがきの励行」を挙げつつ、これは「正しく実施されればある程度の効果は期待できる」ものの、個人の意志と努力に依存するため広範囲の予防方法としては効果が十分ではないと整理しています。あわせて「糖分を含む食品の摂取頻度の制限」も挙げられています(参照:厚生労働省 e-ヘルスネット「むし歯の予防法(総論)」 https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-02-005.html )。

この整理は、場所の話とも重なります。同じ時間をかけて磨いても、環境が不利な場所では結果が変わってきます。だからこそ「もっと丁寧に」ではなく「どこに、どんな道具を足すか」という考え方が要ります。ご自身の不利な場所を知っておくことが、時間をかけずに結果を変える近道になります。

以下では三つの場所を順に見ていきます。読みながら、ご自身がこれまで治療を受けた歯がどこに当てはまるかを思い浮かべてみてください。当てはまる場所が一つに偏っているなら、そこがいまのご自身にとって最も条件の厳しい場所だということになります。

場所ごとに違う、原因と気づき方

口の中の奥歯にできた黒い虫歯|シティデンタルクリニック ペリエ千葉エキナカ

場所1|奥歯の噛む面の溝

奥歯の噛む面には、山と谷が入り組んだ細い溝があります。溝の幅は毛先より狭いことがあり、毛先は溝の上をなでるだけで底には届きません。噛む力は加わりますが、それは溝の外側の話で、底の環境は変わらないままです。しかも溝の中は唾液の行き来も乏しく、三つの条件がすべて不利にそろいます。

生えて間もない奥歯では溝が深く、噛み合う高さに届いていない時期は上の歯と当たらないため、こすられる機会も減ります。学生のうちに奥歯から始まる例が多いのは、この時期が重なるからです。

もっとも、溝そのものが悪いわけではありません。奥歯の溝は、食べ物をすりつぶすために必要な形です。問題になるのは、その形が持つ性質に対して、清掃の方法が追いついていないときだけです。溝の形は人によって深さも枝分かれも違い、浅く広い方もいれば、細く深い方もいます。ご自身の溝がどちらに近いかは、拡大して見れば分かります。

場所2|歯と歯が接している面

歯と歯が触れ合っている面は、どれだけ上手に磨いても毛先が入りません。ここは形の複雑さというより「入口がない」ことが問題で、清掃の道具を変えない限り環境は動きません。フロスや歯間ブラシが勧められるのは、精神論ではなくこの構造上の理由からです。

この場所の厄介なところは、鏡でも見えず、症状も出にくい点にあります。気づくきっかけは、フロスが同じ位置で引っかかる、食べ物がはさまるようになった、といった間接的な変化に限られがちです。

もう一点、この場所には「詰めたあとも同じ条件が残る」という特徴があります。歯と歯の間を治療しても、隣の歯との位置関係は変わりません。処置をして終わりではなく、そこに届く清掃を組み込めたかどうかで、その後の経過が変わってきます。

場所3|歯ぐきの境目と歯の根元

歯と歯ぐきの境目は、毛先を当てにくいうえ、強く当てると歯ぐきを傷めるため加減が要る場所です。さらに年齢を重ねたり歯ぐきの状態が変わったりすると、これまで歯ぐきに隠れていた根元が口の中に現れます。根元をおおう部分は、噛む面をおおう層とは性質が異なり、酸の影響を受けやすいとされています。

ここは、若いころには不利ではなかったのに、あとから条件が変わる場所です。「昔は虫歯がなかったのに、最近増えた」という感覚の背景に、この変化があることは珍しくありません。歯ぐきの状態と関わりが深いため、歯周病の管理と切り離せない場所でもあります。

場所 自分で気づける手がかり
奥歯の噛む面の溝 自分で気づける手がかり:溝に沿った黒い線や点が、磨いても落ちない。以前より濃くなってきた
歯と歯が接している面 自分で気づける手がかり:フロスが毎回同じ位置で引っかかる、切れる。食べ物がはさまりやすくなった
歯ぐきの境目・歯の根元 自分で気づける手がかり:境目のくすみ、根元のざらつき、歯ぐきが下がってきたと感じる
治療した歯のふち 自分で気づける手がかり:ふちに沿った色の変化、舌で触れたときの段差の感触

四つ目に挙げた治療した歯のふちも、人工物と歯の境目という段差ができる以上、環境としては不利な側に入ります。詳しい仕組みは虫歯治療のページでも触れていますので、あわせてご覧ください。なお、表の手がかりはきっかけにすぎず、これで虫歯かどうかが決まるわけではありません。

三か所を見比べると、共通点が浮かびます。いずれも「唾液が届きにくく」「形が入り組んでいるか、入口がなく」「外から力が加わらない」場所です。裏を返せば、この三つのどれかを変えられれば環境は動きます。道具で入口をつくる、汚れがとどまる時間を短くする、歯ぐきの状態を整える。場所ごとに、どれが現実的かは違ってきます。

千葉駅で「いつも同じところ」と
感じたら

虫歯が進行して抜いた歯の断面と歯科用の器具|シティデンタルクリニック ペリエ千葉エキナカ

場所から原因を絞ると、対策は驚くほど具体的になります。全体の磨き方を作り直すのではなく、不利な場所に一手を足すだけで済むことも多いためです。ご相談の際は、次のような点を思い出してみてください。

  • これまで治療した歯が、上下左右のどのあたりに集まっているか
  • フロスや歯間ブラシを使っているか、使っているならどの範囲か
  • 歯ブラシを当てにくいと感じる場所が決まっているか
  • 歯ぐきが下がってきたと感じる場所があるか

治療した歯が集まっている位置には、その人の口の中で不利になっている場所の記録という側面があります。左の奥ばかり、あるいは上の前歯の裏ばかりというように偏りが見えることも多く、そこから清掃の癖や噛み方の傾向が読み取れることもあります。

当院はJR千葉駅の改札の中、ペリエ千葉エキナカ4階にあります。シティデンタルクリニック ペリエ千葉エキナカの体制は次のとおりです。

  • 休みの日を設けず夜20時30分まで診療しており、乗り換えの合間や帰宅前の短い時間でも立ち寄れます
  • お口全体のレントゲンで、鏡では見えない歯と歯の間の状態も確認できます
  • 不利になっている場所を口の中でお見せし、その場所に合う道具と当て方をお伝えします
  • 診療室は個室のため、短時間でも落ち着いてご相談いただけます
  • LINEやWEBからのお申し込みは深夜でも操作でき、確認だけのご来院も歓迎しています

歯ぐきの状態と根元の環境は関わりが深いため、気になる場合は歯周病のページも、日々の確認については予防歯科のページもあわせてご覧ください。

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よくある質問

虫歯ができやすい場所は、人によって違うのですか?
共通して不利になりやすい場所はありますが、歯並びや歯の形、歯ぐきの位置は一人ひとり違うため、実際に不利な場所の顔ぶれは変わります。ご自身の口の中でどこが該当するかは、診察のときにお伝えできます。
奥歯の溝が黒いのは、必ず虫歯ということですか?
そうとは限りません。溝に色素が入り込んで濃く見えているだけのこともあります。ただ、溝の中で広がっている場合は表面の入口が小さくても内部が進んでいることがあり、見た目だけでは区別が難しい場所です。
フロスは毎日使わないと意味がありませんか?
頻度より、届いていない場所に届く状態をつくることが目的です。毎日が理想ではありますが、まずは一日一回、続けやすい時間に組み込むところから始めていただければ十分です。使う場所や動かし方は、口の中を見ながらご案内します。
歯の根元が気になるのは、年齢のせいでしょうか?
年齢とともに歯ぐきの位置が変わることはありますが、年齢だけで決まるものではありません。歯ぐきの炎症や、みがくときの力の強さが関わっていることもあります。原因によって対応が変わりますので、一度確認させてください。
不利な場所が分かれば、そこだけ気をつければよいですか?
重点を置く場所を決めることには意味がありますが、そこだけに絞ってしまうと、条件が変わったときに気づきにくくなります。重点を決めつつ、全体の確認は定期的に行うという組み合わせが現実的です。

まとめ|虫歯の原因は、場所の環境から見ると分かりやすい

虫歯が始まる場所が偏るのは、唾液の流れ、形の複雑さ、外から加わる力という環境の差があるからです。奥歯の噛む面の溝、歯と歯が接している面、歯ぐきの境目と歯の根元は、それぞれ別の理由で不利になっており、気づき方も違います。

「もっと丁寧に磨く」という対策が続かないのは、努力の量ではなく届く範囲の問題だからです。虫歯ができやすい場所を自分の口の中で特定できれば、足すべき道具も、確認すべき間隔も決めやすくなります。千葉駅で思い当たる場所があれば、その場所を伝えるところから始めてみてください。

治療・経過観察に伴う注意点

注意点

  • この記事で挙げた手がかりは受診のきっかけにするためのもので、虫歯の有無を自分で判定するためのものではありません
  • 歯と歯の間や内部の状態は目で見えないため、確認にはレントゲン撮影が必要になることがあります
  • 清掃の道具を足しても、当て方が合っていなければ届く範囲は変わりません。使い方の確認をおすすめします
  • 歯ぐきが下がっている部位は、みがく力が強すぎると状態が変わることがあり、力加減の調整が必要です
  • 虫歯かどうかの診断は、診察と検査の結果を総合して歯科医師が行います

おおよその費用

虫歯の診査、レントゲン撮影、清掃方法の指導、進んだ場合の処置は、いずれも健康保険の対象です。診療内容ごとに点数が定められていて、そのうち負担割合にあたる部分が窓口での金額になります。初診か再診か、撮影の範囲によっても変わります。フッ化物を塗る処置は、目的や年齢によって保険の対象になるかが変わるため、あらかじめご案内します。

精算方法はご来院のたびにお選びいただけ、現金でもクレジットカードでも差し支えありません。

記載理由

医療広告ガイドライン(平成30年6月1日施行)の趣旨に沿い、虫歯ができやすい場所とその背景を踏まえて受診をご検討いただけるよう、注意事項を記載しました。

※注意点の現れ方には個人差があります。

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村上 翔
監修 / 医療法人社団 翔翼会
理事長
私たちが実践するのは、あなたを“患者”ではなく「お客様」として丁寧にもてなすホスピタリティと、「大切な家族や友人にしてあげたい診療」です。大学病院レベル以上の設備と衛生環境を整え、一人ひとりのお客様に心から寄り添いながら納得していただけるベストな治療法をご提案してまいります。

※本記事は一般的な情報提供を目的としています。虫歯ができやすい場所や進み方は口の中の状態によって異なります。気になる変化がある場合は自己判断をせず、歯科医院での受診をおすすめします。

患者様の満足度調査を
実施しております。

少しでも患者様にとってより良い⻭科医療を提供するため、 第三者機関のNPO法人 日本⻭科医療評価機構に依頼をし、患者様の満足度調査を行っています。 患者様の率直なご意見をいただき、 改善すべき点は真摯に受け止めていきたいと思っています。当院には患者様の個人情報は一切伝えられませんので、是非、皆様の忌憚のないご意見をお聞かせください。NPO法人日本⻭科医療評価機構の調査結果はバナーよりご確認ください。

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