歯周病の原因は?プラーク・歯石となりやすい人の特徴【千葉駅】

「毎日ちゃんと磨いているのに、なぜ歯周病になるんですか」。千葉駅の当院で検査結果をお伝えすると、こう聞かれることがよくあります。歯周病の原因は一言でいえば「細菌」ですが、その細菌がどこにいて、どうやって増え、どんな条件で悪さをしやすくなるのかを知らないと、「磨いているのに」という疑問は解けません。

この記事では、まず歯周病の直接の原因であるプラーク(歯垢)と歯石の正体を、できるだけやさしく説明します。次に、同じように磨いていても歯周病になりやすい人・進みやすい人の条件を、生活・体・お口の中の3つに分けて整理します。最後に、千葉駅で「自分はどの条件に当てはまるのか」を確かめる流れをご案内します。原因が分かれば、対策も自分に合ったものが選べるようになります。

歯周病の原因は「細菌のかたまり」
――プラークと歯石の関係

歯の根元に歯石がたまり歯ぐきが下がった口腔内写真|シティデンタルクリニック ペリエ千葉エキナカ

プラークは食べかすではなく、細菌が集まって作った膜

歯周病の直接の原因は、歯の表面や歯と歯ぐきの境目に付く「プラーク(歯垢)」の中の細菌です。プラークというと食べかすのイメージがあるかもしれませんが、実際は細菌が集まって作った、白っぽくねばねばした膜です。日本歯周病学会は、プラークを歯に付着している白または黄白色の粘着性の沈着物で、多数の細菌とその産生物から構成され、バイオフィルムとも呼ばれると説明しています(参照:日本歯周病学会「歯周病Q&A「歯周病の原因」」 https://www.perio.jp/qa/cause/ )。うがいでは流れず、歯ブラシでこすって初めて落ちるのはこのためです。

歯石は「固まったプラーク」で、細菌の足場になる

磨き残したプラークは、唾液に含まれる成分と結びついて数日のうちに硬くなり、歯石になります。歯石そのものが直接歯ぐきを壊すわけではありませんが、表面がざらざらしているため新しいプラークが付きやすく、細菌の足場になります。しかも歯石は歯ブラシでは落とせません。つまり歯周病は、「プラークが付く→取り切れずに歯石になる→歯石の上にさらにプラークが付く」という積み重ねの中で進んでいきます。歯科医院で歯石を取るのは、この足場を取り除いて、ご自身の歯みがきで管理できる状態に戻すためです。

「磨いているのに」の答えは、細菌の量とスピードにある

厚生労働省のe-ヘルスネットの用語解説では、プラーク1mgのなかにはおよそ300種類1億個もの細菌が存在し、食後8時間程度でプラークができるとされています(参照:厚生労働省 e-ヘルスネット「プラーク / 歯垢」 https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/teeth/yh-031.html )。1日3回磨いていても、毛先が届いていない場所があれば、そこでは1日中プラークが育ち続けることになります。「磨いている時間」ではなく「毛先が届いた場所」で決まる、というのが答えです。とくに歯と歯の間、奥歯の後ろ側、歯ぐきとの境目は、意識しないと毛先が通り過ぎてしまう場所です。

プラークがたまりやすい場所

  • 歯と歯の間(歯ブラシの毛先が入りにくい)
  • 歯と歯ぐきの境目(斜めに当てないと届かない)
  • 一番奥の歯の後ろ側(口を大きく開けると頬が邪魔になる)
  • 歯並びが重なっている部分(重なりの内側に毛先が届かない)
  • 詰め物・被せ物のふち(段差や隙間に引っかかる)

歯周病になりやすい人の特徴
(生活・体・お口の中の条件)

歯ぐきの内側の骨まで示した歯周組織の模型|シティデンタルクリニック ペリエ千葉エキナカ

「原因」は細菌でも、「進みやすさ」は条件で変わる

歯周病の原因は細菌ですが、同じ量の細菌がいても、進みやすい人とそうでない人がいます。その差を生むのが、生活・体・お口の中の条件です。日本歯周病学会は、歯周病は誰もがかかるわけではなく、プラークや歯石を日頃の歯みがきと定期検診で除去することで予防できるとしたうえで、全身の病気や妊娠などが歯周病と関連することも指摘しています(前出「歯周病の原因」)。ここでは、代表的な条件を3つのグループに分けて見ていきます。

グループ 当てはまる条件の例 なぜ進みやすくなるのか
生活の条件 条件の例:喫煙、寝不足や強いストレスが続く、間食や甘い飲み物が多い、口呼吸、歯ぎしり・食いしばり 理由:歯ぐきの血流や体の抵抗力が落ちる、口が乾いて細菌が増えやすい、歯を支える組織に力の負担がかかる
体の条件 条件の例:糖尿病、妊娠中や更年期などホルモンの変化、服用中のお薬で唾液が減っている、体調を崩しやすい 理由:炎症が起きやすく治まりにくい、歯ぐきが刺激に敏感になる、唾液の洗い流す力が弱まる
お口の中の条件 条件の例:歯並びの重なり、合わなくなった詰め物・被せ物、歯石が多い、磨き方の癖、歯ぐきが下がっている 理由:毛先が届かない場所ができる、段差や隙間にプラークがたまり続ける

喫煙・糖尿病・妊娠は、とくに知っておきたい3つ

3つのグループの中でも、喫煙、糖尿病、妊娠は歯周病との関わりがよく知られている条件です。タバコは歯ぐきの血流を悪くして炎症のサインを隠し、治りも遅くします。糖尿病があると炎症が起きやすく治まりにくくなり、歯周病の側も血糖の管理に影響すると考えられています。妊娠中や閉経の前後はホルモンの変化で歯ぐきが腫れやすくなります。当てはまる方は、歯ぐきの状態をこまめに確認しておく理由が一つ多い、と考えてください。妊娠中の歯ぐきのことはマタニティ歯科のページにも掲載しています。

「遺伝だから仕方ない」は半分だけ正しい

「親が歯周病だったから自分も」と心配される方がいます。日本歯周病学会は、歯周病そのものが遺伝するということはなく、遺伝的な要因がある特殊な歯周病はまれに存在すると説明しています(前出「歯周病の原因」)。ただし、炎症の起きやすさといった体質や、家族で似る食習慣・磨き方の習慣は受け継がれやすいものです。「遺伝だから」とあきらめる必要はなく、「家族に歯周病の人がいるなら、自分の条件も早めに確かめる」と受け止めるのがよいと思います。

千葉駅で「自分の条件」を
確かめるには

PERIODONTAL DISEASEと書かれた診察記録のボード|シティデンタルクリニック ペリエ千葉エキナカ

対策は「細菌を減らす」と「条件を整える」の2本立て

原因と条件が分かると、対策も自然と2つに分かれます。ひとつは細菌そのものを減らすこと。届いていない場所を知り、道具と磨き方を変え、歯石は歯科医院で落とす。もうひとつは進みやすくする条件を整えること。禁煙、睡眠、間食の見直し、持病の管理、合わなくなった詰め物の作り直しなどがこれにあたります。前者だけでは条件が足を引っ張り、後者だけでは細菌が残ります。両方を、自分に当てはまる範囲で進めるのが現実的です。

検査で分かる「自分の条件」

自分がどの条件に当てはまるかは、記事を読むだけでは分かりません。千葉駅の当院では、初回に次のような順で「その人の原因と条件」を整理しています。

問診で生活と体の条件を確認する

喫煙の有無、持病やお薬、妊娠、睡眠や食事のリズムなど、進みやすさに関わる背景をお聞きします。

歯ぐきの検査で「今の炎症」を測る

歯周ポケットの深さと出血、歯の揺れを歯ごとに記録し、必要に応じてレントゲンで骨の状態を見ます。

プラークの付いている場所を見える化する

染め出しなどで、毛先が届いていない場所を実際に見ていただきます。「磨いているのに」の答えがここで出ます。

条件に合わせて対策の優先順位を決める

歯石除去と磨き方の修正を土台に、その方の条件(喫煙・持病・詰め物など)に応じた対策を上乗せします。

当院でできること

当院は、JR千葉駅の改札を出ない場所、ペリエ千葉エキナカ4階にあるシティデンタルクリニック ペリエ千葉エキナカです。通勤や乗り換えのついでに「自分の条件」を確かめに来ていただけます。

  • 年中無休で夜20時30分まで診療。改札を出ずに立ち寄れるので、帰宅途中に検査だけを受けることもできます
  • 完全個室で、染め出しの写真と歯周ポケットの記録を並べてお見せし、原因と条件を一枚の説明にまとめます
  • 歯科用CTとマイクロスコープで、詰め物のふちの段差や見えにくい歯石の位置まで確認します
  • 禁煙や持病の管理が必要な方には、無理のない範囲で医科との連携をご提案することがあります
  • オンライン予約とLINE予約に対応。「原因を知りたいだけ」のご予約も歓迎しています

千葉駅で「歯周病の原因は何だろう」と気になった方は、まず一度、ご自身の条件を検査で確かめてみてください。歯周病の進み方や治療の考え方は歯周病のページで、細菌を増やさないための通い方のヒントは予防歯科のページをご覧ください。

よくある質問

歯周病の原因は何ですか?
歯と歯ぐきの境目に付くプラーク(歯垢)の中の細菌です。プラークが取り切れずに固まると歯石になり、細菌の足場になってさらにプラークが付きやすくなります。この積み重ねで歯ぐきに炎症が起き、進むと歯を支える骨まで影響が及びます。
毎日磨いているのに歯周病になるのはなぜですか?
磨いた回数や時間より、毛先が届いた場所で決まるためです。歯と歯の間や歯ぐきとの境目、奥歯の後ろなど届いていない場所があると、そこでプラークが育ち続けます。染め出しで実際の磨き残しを見ると、多くの方が「ここだったのか」と納得されます。
歯石があると歯周病になりますか?
歯石そのものが直接歯ぐきを壊すわけではありませんが、表面がざらざらしていて細菌の足場になるため、歯周病を進めやすくします。歯石は歯ブラシでは落とせないので、歯科医院で除去して、ご自身の歯みがきで管理できる状態に戻すことが大切です。
タバコは歯周病と関係がありますか?
関係があるとされています。喫煙は歯ぐきの血流を悪くし、炎症のサインである出血や腫れを分かりにくくするうえ、治療後の治りも遅くなる傾向があります。すぐにやめられなくても、まず今の歯ぐきの状態を確かめておくことをおすすめします。
歯周病になりやすい体質はありますか?
炎症の起きやすさなど体質による差はあるとされていますが、歯周病そのものが遺伝する病気ではありません。糖尿病、妊娠や更年期のホルモンの変化、お薬による唾液の減少などは進みやすくなる条件です。当てはまる方は、歯ぐきの確認をこまめに行うと安心です。

まとめ|歯周病の原因はプラークの細菌。進みやすさは「条件」で変わる

歯周病の原因は、歯と歯ぐきの境目に付くプラーク(歯垢)の中の細菌です。プラークは食後数時間でできる細菌の膜で、取り切れないと歯石になって細菌の足場になります。「磨いているのに」の答えは、磨いた時間ではなく毛先が届いた場所にあります。

そのうえで、喫煙・寝不足・間食などの生活の条件、糖尿病・妊娠・お薬などの体の条件、歯並びや詰め物の段差といったお口の中の条件が、進みやすさを左右します。対策は「細菌を減らす」と「条件を整える」の2本立てです。千葉駅で歯周病が気になったら、ご自身がどの条件に当てはまるのか、検査で確かめることから始めてみてください。

治療・経過観察に伴う注意点

注意点

  • 本記事で挙げた条件は歯周病の進みやすさに関わる一般的な要因であり、当てはまるからといって歯周病と決まるわけではありません
  • 磨き残しの場所や歯石の量は検査をして初めて分かります。自己判断でセルフケアだけに頼らないようお願いします
  • 染め出しを行った日は、歯や歯ぐきに一時的に色が残ることがあります
  • 持病やお薬の内容によっては、医科の主治医への確認をお願いすることがあります
  • 喫煙や食生活など生活の条件については、無理のない範囲で段階的にご提案しています

おおよその費用

歯ぐきの検査・歯周ポケットの測定・レントゲン・染め出しによる磨き残しの確認と、その結果にもとづく歯石除去や磨き方の指導は、健康保険の範囲で受けられるのが一般的です。初回はこれらがまとまって入るため、2回目以降より窓口負担がやや大きくなります。歯周病細菌検査や唾液検査など、目的によって保険の扱いが変わる検査は事前にご説明します。

お支払いは現金のほか、クレジットカードもご利用いただけます。

記載理由

平成30年6月1日施行の医療広告ガイドラインの趣旨に沿い、歯周病の原因や自分の条件を確かめたい方が、検査の内容と費用、注意点を理解したうえで受診を判断できるように記載しています。

※注意点の現れ方には個人差があります。

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村上 翔
監修 / 医療法人社団 翔翼会
理事長
私たちが実践するのは、あなたを“患者”ではなく「お客様」として丁寧にもてなすホスピタリティと、「大切な家族や友人にしてあげたい診療」です。大学病院レベル以上の設備と衛生環境を整え、一人ひとりのお客様に心から寄り添いながら納得していただけるベストな治療法をご提案してまいります。

※本記事は一般的な情報提供を目的としています。歯周病の有無や進みやすさは、検査を受けて初めて分かります。気になる症状がある場合は自己判断をせず、歯科医院での受診をおすすめします。

患者様の満足度調査を
実施しております。

少しでも患者様にとってより良い⻭科医療を提供するため、 第三者機関のNPO法人 日本⻭科医療評価機構に依頼をし、患者様の満足度調査を行っています。 患者様の率直なご意見をいただき、 改善すべき点は真摯に受け止めていきたいと思っています。当院には患者様の個人情報は一切伝えられませんので、是非、皆様の忌憚のないご意見をお聞かせください。NPO法人日本⻭科医療評価機構の調査結果はバナーよりご確認ください。

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