セラミック矯正とは?歯を動かす矯正との違いと仕組み【千葉駅】

電車の中や駅の広告で「セラミック矯正」という言葉を見かけて、「矯正の一種なのだろうけれど、ワイヤーやマウスピースと何が違うのだろう」と気になったことはありませんか。千葉駅を毎日使う方から、実際にそんなご質問をいただくことがあります。結論からいうと、セラミック矯正とは、歯を動かす治療ではありません。セラミック製の被せ物やベニアの形によって歯並びの「見え方」を整える治療の通称で、歯科でいう矯正治療とは仕組みそのものが違います。

この記事では、セラミック矯正がどんな治療なのかを基礎から説明し、ワイヤー矯正やマウスピース矯正のような歯を動かす矯正との違いを、「変わるもの」と「変わらないもの」に分けて整理します。名前が似ているせいで起こりやすい誤解を解いたうえで、自分の目的にはどちらが合うのかを考える土台にしてください。

セラミック矯正とは?
歯を動かさずに「並んで見せる」治療

セラミックの被せ物で整えた前歯の口腔内イメージ|シティデンタルクリニック ペリエ千葉エキナカ

一言でいうと「被せ物やベニアで見え方を整える治療」

セラミック矯正の正体は、歯科でいう「補綴(ほてつ)」の治療です。補綴とは、失われたり欠けたりした歯の部分を人工物で補うことで、被せ物(クラウン)や詰め物、ブリッジ、入れ歯などが含まれます。公益社団法人日本歯科医師会のテーマパーク8020でも、冠(クラウン)は歯全体を覆うように被せる人工の歯として説明されています(参照:日本歯科医師会 テーマパーク8020「さし歯・冠・ブリッジ」 https://www.jda.or.jp/park/trouble/index18.html )。セラミック矯正はこの被せ物やベニアの形と向きを工夫し、「歯が並んでいるように見える」状態を人工物で作る方法です。歯そのものは今ある位置から動きません。

なぜ「矯正」と呼ばれるのか

歯科の用語としての矯正治療は、装置を使って歯に力をかけ、歯根ごと動かして正しい位置に並べる治療を指します。セラミック矯正はこの定義には当てはまらず、いわば「見た目の上で歯並びを整える」という意味合いで、俗称として広まった呼び方です。似た言葉に「審美矯正」「クイック矯正」などもありますが、いずれも同じく被せ物による治療を指していることが多く、名前だけで矯正治療と混同しないよう注意が必要です。当院では、ご相談の最初に「歯を動かす治療をお探しですか、それとも被せ物で整える治療ですか」と確認するようにしています。

「セラミックブラケット」とはまったくの別物

もうひとつ混同されやすいのが、ワイヤー矯正で使う白いブラケット装置、いわゆるセラミックブラケットです。こちらは歯を動かす矯正治療の装置の素材がセラミックだというだけで、治療の中身は歯を動かすワイヤー矯正そのものです。「セラミック」という単語が同じでも、セラミック矯正(被せ物)とセラミックブラケット(矯正装置)は目的も仕組みもまったく違います。検索や広告で見かけたときは、どちらの話をしているのかを見分けてください。

治療の仕組み:削って、型を取り、被せる

セラミック矯正の工程はシンプルです。まず、対象の歯の表面を被せ物やベニアの厚みの分だけ削って形を整えます。次に型を取り、歯科技工士がセラミックで人工の歯を製作します。製作中は仮歯を装着して過ごし、できあがったセラミックを専用の接着材で装着すれば完了です。歯を動かす工程がないため、期間は「製作にかかる時間」でほぼ決まります。ここで大切なのは、削る工程が不可逆だということです。被せ物は将来作り替えられますが、削った歯は戻りません。短期間で仕上がるという利点は、この不可逆な処置と引き換えに得られるものだと理解しておく必要があります。

歯を動かす矯正との違い|
「変わるもの」と「変わらないもの」

歯を動かす矯正とセラミック矯正の違いを表す笑顔の口元イメージ|シティデンタルクリニック ペリエ千葉エキナカ

矯正治療は歯根ごと動かす

ワイヤー矯正やマウスピース矯正は、歯に持続的な力をかけて周囲の骨を少しずつ作り替えながら、歯根ごと位置を移動させます。歯が動く原理そのものは、当院のワイヤー矯正マウスピース矯正の記事で詳しく解説していますので、ここでは「歯を削らず、時間をかけて位置を変える治療」とだけ押さえてください。

2つの治療で「変わるもの/変わらないもの」

比べる点 セラミック矯正(被せ物) 歯を動かす矯正治療
歯の位置・歯根 セラミック:変わらない 矯正:変わる(歯根ごと移動)
歯の量(削る) セラミック:減る(不可逆) 矯正:基本的に減らない
色・形 セラミック:変えられる 矯正:変わらない
噛み合わせ セラミック:改善は目的にしない 矯正:改善が目的に含まれる
期間の決まり方 セラミック:製作と装着の工程(数週間〜) 矯正:歯が動く速さ(月〜年単位)
治療後に起きること セラミック:被せ物の寿命・作り替え 矯正:後戻り・保定装置の使用

「後戻り」と「寿命」――治療後に起きることが違う

表の最後の行は、意外と知られていない違いです。歯を動かす矯正治療では、動かした歯が元の位置へ戻ろうとする「後戻り」が起こるため、治療後に保定装置を使う期間があります。一方でセラミック矯正には後戻りはありません。歯を動かしていないからです。その代わりに「寿命」があります。被せ物やベニアは人工物ですから、長く使ううちに欠けや外れ、境目の変化が現れ、どこかで作り替えの時期を迎えます。矯正治療は「戻らないように守る」治療後、セラミック矯正は「いつか作り替える」治療後、と覚えると両者の性格の違いがつかみやすくなります。

どちらを選ぶかは「目的」で決まる

ここまでの違いを踏まえると、選び方の軸は費用や期間の前に「何を変えたいのか」です。歯の位置そのものを直したい、噛み合わせも整えたい、歯を削りたくないなら矯正治療。位置は大きく問題がなく、色や形をあわせて短期間で整えたいならセラミック矯正が候補になります。前歯だけを短期間で動かしたい場合には、範囲をしぼった部分矯正という選択肢もあります。どの歯並びがどちらに向くのか、削る量やリスクの詳しい話は、それぞれ別の観点から検討が必要ですが、「目的の違い」だけは自分で判断できるはずです。

千葉駅で「どちらの治療か」を
相談するには

セラミック矯正の仕組みを相談する女性のイメージ|シティデンタルクリニック ペリエ千葉エキナカ

「セラミック矯正が気になっている」と来院された方の中には、話を聞くうちに「本当にやりたかったのは歯を動かす矯正だった」と気づく方も、その逆の方もいます。仕組みの違いを知ったうえで相談すると、次の点をはっきりさせられます。

  • 自分の悩みは「位置」の問題か、「色・形」の問題か、その両方か
  • 被せ物で対応する場合、何本をどのくらい削る想定になるか
  • 歯を動かす場合、どのくらいの期間がかかり、噛み合わせはどう変わるか
  • 矯正治療で位置を整えてからセラミックで仕上げる、という順番は選べるか
  • それぞれの治療後に必要になるもの(保定装置/メインテナンスと作り替え)

なお、公益社団法人日本歯科医師会は、歯並びを治す方法が多種多様であることを挙げ、歯並びが気になるなら一度は歯科医院で相談するようすすめています(参照:日本歯科医師会 お口のなんでも相談「歯並びが気になる」 https://www.jda.or.jp/consultation/vol-11.html )。仕組みを理解した今が、相談を先延ばしにしない良いタイミングです。

当院(シティデンタルクリニック ペリエ千葉エキナカ)は千葉駅の改札を出てすぐ、駅ビル「ペリエ千葉」の中で診療しています。矯正歯科と審美歯科(セラミックの被せ物・ベニア)のどちらも扱っているため、「動かす治療」と「被せる治療」を同じ場所で比べていただけます。

  • 改札からすぐの立地で、通勤や乗り換えの途中に立ち寄れます
  • 年中無休・夜まで診療。仕事帰りの相談や、忙しい週の予約変更にも対応しやすい体制です
  • 歯科用CTを備え、神経や歯の根の状態を見たうえで「削る治療」と「動かす治療」の向き不向きをご説明します
  • 完全個室の診療室で、写真や模型を使いながら落ち着いて比較していただけます
  • オンライン・LINEから予約でき、初回は相談だけで帰っていただいて構いません

「セラミック矯正って、結局どういうものですか?」という質問から始めていただいて大丈夫です。千葉駅で前歯のことが気になったら、まず仕組みの違いを一緒に確かめましょう。当院で扱う被せ物・ベニアの一覧は審美歯科のページからご確認ください。

よくある質問

セラミック矯正は、歯科の正式な「矯正治療」なのですか?
いいえ。歯科でいう矯正治療は装置で歯を動かして並べる治療を指し、セラミック矯正は被せ物やベニアで見え方を整える補綴治療の通称です。名前に「矯正」とついていても、歯の位置は変わらないという点をまず押さえてください。
歯を削らないセラミック矯正はありますか?
被せ物やベニアを装着するには、その厚み分の場所を歯の表面に作る必要があるため、まったく削らない方法は基本的にありません。削る量が少ないラミネートベニアなどはありますが、健康な歯を削る処置であることに変わりはなく、適応かどうかは診査で判断します。
セラミック矯正で噛み合わせは良くなりますか?
歯の位置を変えない治療なので、噛み合わせそのものを改善することは目的にしていません。被せ物の形で噛み合わせが変わることはあり、むしろ噛み合わせに配慮した設計が必要です。噛み合わせの改善が目的なら矯正治療をご案内します。
セラミック矯正に健康保険は使えますか?
見た目を整える目的のセラミックの被せ物やベニアは自由診療で、健康保険の対象外です。当院の1本あたりの料金は記事末尾の費用欄と審美歯科のページに掲載しています。
矯正治療とセラミック矯正を組み合わせることはできますか?
できます。矯正治療で歯の位置を整えた後に、色や形が気になる歯だけをセラミックで仕上げる方法があり、削る量を抑えながら仕上がりの希望に近づけやすいのが利点です。順番と期間の目安はカウンセリングでご説明します。

まとめ|セラミック矯正とは「動かさずに被せて整える」治療

セラミック矯正とは、歯を動かすのではなく、セラミックの被せ物やラミネートベニアで歯並びの見え方を整える補綴治療の通称です。歯を動かす矯正との違いは、歯の位置と歯根は変わらないこと、代わりに歯を削ること、色や形を変えられること、噛み合わせの改善は目的にしないこと、そして治療後に「後戻り」ではなく「寿命と作り替え」が待っていることに集約されます。セラミックブラケット(矯正装置)とも別物です。どちらが合うかは、費用や期間より先に「何を変えたいのか」で決まります。

千葉駅で仕組みの違いを確かめたくなったら、動かす治療と被せる治療の両方を扱う場所でご相談ください。目的の整理から一緒に始めます。

自由診療の副作用とリスク

副作用とリスク

  • 被せ物やベニアを装着するために健康な歯の表面を削る必要があり、削った歯は元に戻りません
  • 削る量や歯の状態によっては神経の処置が必要になり、治療後にしみる症状が出ることがあります
  • 歯の位置は変わらないため、噛み合わせの改善は期待できず、設計によっては噛み合わせに影響が出ることがあります
  • 歯ぎしりや食いしばり、強い衝撃でセラミックが欠けたり外れたりすることがあり、被せ物には使用できる年数の限りがあります
  • 被せ物の縁からむし歯や歯ぐきの炎症が進むことがあるため、装着後は定期的な検診で境目を確認していきます

おおよその費用

セラミック矯正に使うセラミックの被せ物・ラミネートベニアは、健康保険の対象にならない自由診療です。当院では1本ごとに次の料金を設定しています。仮歯や土台、神経の処置が必要な場合の費用は診査のうえでご案内します。

ラミネートベニア(1本) 120,000円

オールセラミッククラウン e.max(1本) 100,000円

ジルコニアセラミッククラウン(1本) 150,000円

※現金のほかクレジットカードでのお支払いが可能です。分割をご希望の場合はカウンセリングでお聞かせください。

記載理由

平成30年6月1日施行の医療広告ガイドラインに準拠し、治療を検討する方の適切な判断に資する注意事項として記載しています。

※副作用とリスクには個人差があります。※全て税抜の金額を表示。

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村上 翔
監修 / 医療法人社団 翔翼会
理事長
私たちが実践するのは、あなたを“患者”ではなく「お客様」として丁寧にもてなすホスピタリティと、「大切な家族や友人にしてあげたい診療」です。大学病院レベル以上の設備と衛生環境を整え、一人ひとりのお客様に心から寄り添いながら納得していただけるベストな治療法をご提案してまいります。

※本記事は一般的な情報提供を目的としています。診断や治療方針は口の中の状態によって異なります。症状が気になる場合は自己判断をせず、歯科医院での受診をおすすめします。

患者様の満足度調査を
実施しております。

少しでも患者様にとってより良い⻭科医療を提供するため、 第三者機関のNPO法人 日本⻭科医療評価機構に依頼をし、患者様の満足度調査を行っています。 患者様の率直なご意見をいただき、 改善すべき点は真摯に受け止めていきたいと思っています。当院には患者様の個人情報は一切伝えられませんので、是非、皆様の忌憚のないご意見をお聞かせください。NPO法人日本⻭科医療評価機構の調査結果はバナーよりご確認ください。

※日本⻭科医療評価機構とは
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