子どもの歯の本数が足りない?
先天性欠如歯と過剰歯【千葉駅】

乳歯は20本、永久歯は28本(親知らずを除く)。これが子どもの歯の本数の教科書どおりの答えです。ところが実際の口の中は、教科書どおりとは限りません。「隣の歯が生え変わったのに、この歯だけ永久歯が来ない」「数えるとどうしても1本多い」――そんな本数が足りない・多いという気づきは、決してまれな相談ではないのです。

千葉駅の改札を出てすぐの当院にも、健診の紙を手にした保護者の方が「経過観察と書かれたけれど、何を観察しているのか分からない」とご相談にみえます。この記事では、本数が標準と違うときに考えられること、そしてレントゲンで何が分かるのかを整理します。

本数が「少ない」とき|
先天性欠如という体質

子どもの歯の本数を明るい表情で確認できる歯科診察|シティデンタルクリニック ペリエ千葉エキナカ

永久歯がいつまでも生えてこない場合、まず候補に挙がる可能性は3つあります。単に時期が遅れているだけ(萌出遅延)、歯ぐきや骨の中で止まっている(埋伏)、そして、そもそも歯の芽が作られていない(先天性欠如)です。日本口腔外科学会の解説でも、歯が生えてこない原因はこの3つの枠組みで説明されており、埋伏歯を放置した場合には歯列不正や歯根吸収などの継発症が起こりうるとされています(参照:公益社団法人 日本口腔外科学会 口腔外科相談室「歯が生えてこないのですが…」 https://www.jsoms.or.jp/public/soudan/ha/haetekonai/ )。

10人に1人という調査データ

先天性欠如は、イメージよりずっと身近です。日本臨床矯正歯科医会の広報資料によれば、日本小児歯科学会が2007〜2008年に実施した全国調査では、歯科を受診した7歳以上の子ども15,544人のうち10.1%に永久歯の先天性欠如が見られました。およそ10人に1人、学校の1クラスに数人はいる計算になります(参照:日本臨床矯正歯科医会「ご存じですか?10人に1人の子どもに“足りない歯”があるってこと」 https://www.jpao.jp/15news/1525trendwatch/vol11/101_4.html )。同資料では、前から5番目の歯(第二小臼歯)と2番目の歯(側切歯)に欠如が多い傾向も紹介されています。

「2本で1本」に見える癒合歯というケース

本数が少なく見える理由には、もうひとつ癒合歯(ゆごうし)があります。隣り合う歯がくっついた状態で生えてくるもので、乳歯の下の前歯あたりで見られることがあります。2本ぶんの歯が1本に見えるため、数えると本数が合いません。癒合歯そのものは経過を見られることが多いのですが、くっつき目の溝に汚れがたまりやすい点と、その場所の後継となる永久歯が欠如している割合が比較的高いと知られている点から、見つかったら定期的な確認とレントゲンでの後継歯チェックをおすすめしています。

気づくきっかけは、たいてい「左右差」と「停滞」

欠如や埋伏に家庭で気づくヒントは、次のような形で現れます。

  • 反対側の同じ歯はとっくに生え変わったのに、半年以上たっても永久歯が出てこない
  • 周りの乳歯が抜けていく中で、特定の乳歯だけがまったく揺れる気配を見せない
  • 抜けたあとのすき間が、いつまでも空いたまま閉じも埋まりもしない
  • 1本だけ形が小さい、または円すい形など明らかに形の違う歯がある

これらは「異常の証拠」ではなく、あくまで「調べる価値があるサイン」です。当てはまるものがあれば、次の検診を待たずに確認してしまうのが早道です。

欠如していると、何に困るのか

永久歯が欠如している場所では、乳歯が交代要員のいない持ち場を守り続けることになります。乳歯を長く使う前提でのケアや、将来その乳歯を失ったときの補い方、すき間をどう扱うかという歯並びの計画など、考えることは増えますが、裏を返せば、早く分かるほど選択肢は多く残ります。欠如は病気というより体質に近いもので、それ自体を悲観する必要はありません。大切なのは「知らないまま時期を逃す」ことを避ける、この一点です。

本数が「多い」とき|
過剰歯とレントゲンの役割

レントゲンを終えて笑顔を見せる子どもたち|シティデンタルクリニック ペリエ千葉エキナカ

標準より本数が多い歯は、過剰歯(かじょうし)と呼ばれます。上の前歯の真ん中付近に潜んでいることが多く、形は小さめの円すい形など、通常の歯と違うことがよくあります。口の中に生えてくれば数えて気づけますが、骨の中に埋まったまま向きを変え、前歯のすき間や生え変わりの停滞という間接的なサインだけを出しているケースも少なくありません。

過剰歯が話題になる時期として多いのは、上の前歯の生え変わりが進む小学校低学年ごろです。前歯の永久歯が左右に押し広げられたようなすき間を作っていたり、1本だけ向きが傾いて生えてきたりして、調べてみたら間に余分な歯が隠れていた、という発見のされ方が典型例です。

見えない本数は、レントゲンが数えてくれる

欠如も過剰歯も、共通する特徴は「見た目だけでは確定できない」ことです。生えている歯は数えられても、歯ぐきと骨の中の在庫までは目で確認できません。そこで役立つのがパノラマレントゲンです。1枚の画像で上下の歯ぐきの中を見渡せるため、永久歯の芽が全部そろっているか、余分な歯が隠れていないか、いわば口の中の設計図を棚卸しできます。健診で「経過観察」とされた場合も、観察の中身を具体的にするために撮影が提案されることがあります。

「経過観察」を具体的な計画に変える

健診の紙の「要観察」「経過観察」という言葉は、放っておいてよいという意味ではありません。本来は「何を・どの間隔で・どうなったら次の手を打つのか」という計画とセットで初めて意味を持つ言葉です。たとえば「半年ごとに生え変わりの進みを確認し、次の健診までに永久歯が見えてこなければレントゲンで芽の有無を調べる」といった具合に、観察の中身を決めてしまえば、保護者の方のモヤモヤは大きく減ります。当院では、観察と判断の予定表を共有しながら進めています。

分かったあとの進め方

検査で欠如や過剰歯が確認された場合も、すぐに大きな処置になるとは限りません。過剰歯は位置と影響の程度によって、抜くか経過を見るかが分かれます。欠如では、乳歯を長持ちさせる予防の強化と、生え変わりの完了時期に向けた歯並びの計画づくりが柱になります。歯並びへの対応は矯正歯科のページで扱っていますが、いずれの場合も方針は成長に合わせて段階的に決めていくもので、慌てる必要はありません。

千葉駅で子どもの歯の本数を
調べるには

乗り換えの合間に立ち寄れる駅ナカの小児歯科相談|シティデンタルクリニック ペリエ千葉エキナカ

「本数のことを聞きたいだけなのに、わざわざ予約するのは大げさでは」と感じる方こそ、駅ナカの歯科医院を活用してください。確認だけで終われば安心を持ち帰れますし、何かが見つかれば早期発見という収穫になります。どちらに転んでも損のない受診です。千葉駅の乗り換えや通勤の動線の中で、疑問をその日のうちに解消できます。

  • ペリエ千葉エキナカの改札内という立地で、休診日なしで夜20時30分まで診療しています。塾や部活の帰りにも寄れる時間帯です
  • パノラマレントゲンで、歯ぐきの中の永久歯の数と位置をその場で確認し、画像をお見せしながらご説明します
  • 欠如が見つかった場合は、乳歯を長く守る予防計画と、将来の選択肢を時系列でご提案します
  • 過剰歯の位置や影響の評価が必要な場合は、歯科用CTでの三次元的な確認にも対応しています
  • 完全個室でご家族同席のまま相談できます。ご予約はオンライン・LINEをご利用ください

よくある質問

先天性欠如は遺伝するのですか?原因はあるのでしょうか?
家族内で続く例が知られている一方、原因がはっきり特定できないケースが大半です。妊娠中の何かが悪かったのでは、とご自身を責める保護者の方がいらっしゃいますが、予防する方法は現在のところ分かっておらず、誰のせいでもありません。分かってからどう備えるかに目を向けましょう。
乳歯の段階で、欠如が分かることもありますか?
あります。乳歯の本数が生まれつき少ないお子さまもおり、その場所では後継の永久歯も欠如している割合が高いことが知られています。乳歯が19本以下に見える場合は、レントゲンで永久歯の芽の有無まで確認しておくと、その後の見通しが立てやすくなります。
過剰歯は、見つけたらすぐ抜くことになりますか?
位置と影響しだいです。前歯の生え変わりを邪魔している、すき間の原因になっているといった場合は抜歯を検討しますが、深い位置で悪さをしていない過剰歯は、時期を選んで対処したり経過観察としたりすることもあります。年齢と生え変わりの状況を見て判断します。
欠如が分かったら、矯正治療は必須になりますか?
必須ではありません。欠如の場所と本数、噛み合わせの状態によって、乳歯を使い続ける、すき間を閉じる、将来的に補うなど複数の道があります。矯正はその選択肢のひとつです。成長の節目ごとに状態を見ながら、ご家族と一緒に方針を選んでいくのが一般的な進め方です。
レントゲンは何歳ごろ撮れば、欠如の有無が分かりますか?
永久歯の芽は年齢とともに順次でき上がってくるため、早すぎる時期の撮影では判定しきれない歯もあります。生え変わりが始まる前後の時期に、疑いのある場所や目的をしぼって撮影するのが実用的です。撮影の要否とタイミングは、口の中の状況を見てご提案します。

まとめ|子どもの歯の本数が足りない?――欠如も過剰歯も「早く知る」が最善手

子どもの歯の本数が標準と違う背景には、時期の遅れ・埋伏・先天性欠如・過剰歯といった複数の可能性があります。永久歯の欠如はおよそ10人に1人という調査もあり、特別なことではありません。そして欠如も過剰歯も、レントゲンで「見えない本数」まで数えれば正体がはっきりします。

本数の違いは、早く知るほど打てる手が増え、知らずに過ごすほど選択肢が減っていきます。千葉駅をお使いのご家庭なら、気づいたその週のうちに確認まで済ませられます。健診の紙の「要観察」を、そのままにしないでください。

本数の異常を調べるうえでの注意点

注意点

  • 欠如・埋伏・萌出遅延・過剰歯の区別は、診察とレントゲンなどの検査を経て個別に判断されます。本記事だけで自己判定はできません
  • レントゲン撮影は、お子さまの年齢・状態と目的を踏まえて必要性を判断したうえで行います
  • 過剰歯の抜歯や埋伏歯への処置には、部位に応じたリスクの説明が伴います。内容は事前に詳しくお伝えします
  • 欠如への対応として矯正治療や将来的な補綴(歯を補う治療)を選ぶ場合、その多くは自由診療となります。費用は個別にご案内します
  • 成長途中の判断は確定ではなく、生え変わりの進行に応じて方針を見直すことがあります

おおよその費用

本数の確認を目的とした診察とレントゲン検査は、症状や疑いに基づくものであれば保険診療で行えるのが一般的です。目安としては、パノラマ撮影を含む初回の診察が3割負担でおおむね2,000〜4,000円の範囲に入ることが多い、というのが保険制度上の一般的な水準で、当院の掲載額ではありません。千葉市の子ども医療費助成を利用できる場合は、自己負担がさらに抑えられます(制度の詳細は市の窓口でご確認ください)。窓口でのお支払いは、現金とクレジットカードのどちらもお選びいただけます。

記載理由

医療広告ガイドライン(平成30年6月1日施行)の趣旨に基づき、お子さまの歯の本数の違いに気づいた保護者の方が、考えられる可能性と検査の意味を理解して受診を判断できるように記載しています。

※欠如や過剰歯の頻度・現れ方には個人差があり、記載の調査数値は特定の集団を対象としたものです。

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村上 翔
監修 / 医療法人社団 翔翼会
理事長
私たちが実践するのは、あなたを“患者”ではなく「お客様」として丁寧にもてなすホスピタリティと、「大切な家族や友人にしてあげたい診療」です。大学病院レベル以上の設備と衛生環境を整え、一人ひとりのお客様に心から寄り添いながら納得していただけるベストな治療法をご提案してまいります。

※本記事は一般的な情報提供を目的としています。歯の本数の評価と対応は検査のうえで個別に判断されますので、生えてこない歯や余分な歯に気づいたら自己判断で待たず、歯科医院での受診をおすすめします。

患者様の満足度調査を
実施しております。

少しでも患者様にとってより良い⻭科医療を提供するため、 第三者機関のNPO法人 日本⻭科医療評価機構に依頼をし、患者様の満足度調査を行っています。 患者様の率直なご意見をいただき、 改善すべき点は真摯に受け止めていきたいと思っています。当院には患者様の個人情報は一切伝えられませんので、是非、皆様の忌憚のないご意見をお聞かせください。NPO法人日本⻭科医療評価機構の調査結果はバナーよりご確認ください。

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