噛み合わせを放置するとどうなる?
歯・顎・全身に出る影響【千葉駅】
健康診断や歯科の定期検診で「噛み合わせが良くないですね」と言われたものの、痛くもないし食事もできるので、そのままにしている。千葉駅を利用する通勤の方から、こうした話をよく伺います。忙しい毎日の中で、痛みのない不調は後回しになりがちです。では、噛み合わせを放置するとどうなるのでしょうか。
この記事では、噛み合わせが悪いまま時間がたったときに起こりやすいことを、「歯」「顎」「全身」の順に段階を追ってご説明します。そのうえで、様子見でよい状態と早めに受診したい状態の分け方、通勤の合間に受診するときの流れをお伝えします。不安をあおるためではなく、「今の自分はどの段階か」を把握して、必要なときに動けるようになるための記事です。
放置したときに起きやすいことを
「歯→顎→全身」の順に
噛み合わせの偏りは、噛む力が一部の歯や顎に集中する状態です。この状態が続くと、影響はまず歯に、次に顎の関節や筋肉に、そして場合によっては首や肩といった周辺にまで広がる可能性があります。すべての方がこの順番で進むわけではありませんが、「歯の段階」で気づければ対処は比較的簡単で、「顎の段階」「全身の段階」に進むほど時間がかかりやすくなります。
3つの段階を1つの表で見る
| 段階 | 起きうること | 気づくサイン |
|---|---|---|
| 段階:歯 | 起きうること:特定の歯のすり減り、欠け、ひび、詰め物・被せ物の破損や脱落、知覚過敏、歯を支える骨への負担 | 気づくサイン:同じ詰め物が何度も外れる、冷たいものがしみる、噛むと一本だけ響く、歯の先端が平らになってきた |
| 段階:顎 | 起きうること:顎関節や筋肉への負担の蓄積、関節の音、開けにくさ、顎の痛みや疲れ | 気づくサイン:朝起きたときの顎のこわばり、口を開けると音がする、大きなあくびがしにくい、長く噛むと顎がだるい |
| 段階:全身 | 起きうること:顎の筋肉の緊張が首・肩の張りや頭の重さと関連する可能性(お口以外の原因も多い) | 気づくサイン:マッサージで改善しない首や肩の張りが、顎の症状と同じ時期に出ている |
歯の段階|力の集中は「壊れやすい場所」から現れる
噛む力が一部の歯に偏ると、その歯は毎日の食事のたびに余分な負担を受け続けます。最初に影響が出やすいのは、詰め物や被せ物といった人工の部分や、神経を取って弱くなっている歯です。「同じ歯の詰め物が何度も外れる」という状態は、詰め物の作りが悪いのではなく、その歯に力が集中していることを示していることがあります。さらに進むと、歯そのものにひびが入ったり、根の部分まで割れたりすることがあり、そうなると治療の選択肢は大きく狭まります。根の治療をやり直すことになる原因のひとつにも、こうした力の問題が関わっています。
顎の段階|関節と筋肉に負担がたまる
歯の当たり方が偏っていると、顎は無意識のうちに「噛みやすい位置」を探して動きます。その動きが続くと、顎関節や顎を動かす筋肉に負担がたまり、口を開けるときの音や引っかかり、朝のこわばり、噛んだときの疲れやすさとして現れることがあります。一般社団法人 日本顎関節学会のQ&Aページでは、一時的なあごや筋肉の痛みであれば自然に治まる場合がほとんどとしつつ、ほかの疾患が隠れている可能性があるため歯科医院の受診をすすめています(参照:一般社団法人 日本顎関節学会「その他の疑問に対して」 https://kokuhoken.net/jstmj/general/faq.html )。「自然に治まることも多い」と「受診はしておく」は、矛盾しない両立する考え方です。
全身の段階|「関連が指摘されている」の意味
顎を動かす筋肉は、首や肩の筋肉とつながって働いています。そのため、顎の筋肉が緊張し続けると首や肩の張り、頭の重さと関連する可能性が指摘されています。ただし、頭痛や肩こりの原因はお口以外にあることのほうが多く、「噛み合わせを整えれば肩こりがなくなる」と考えるのは行き過ぎです。噛み合わせの視点で調べる価値があるのは、顎の症状と首や肩の症状が同じ時期に出ている、マッサージなどでは改善しない、といった場合に限られると考えておくとよいでしょう。
「様子見でよい状態」と
「早めに受診したい状態」の分け方
放置のリスクを知ったからといって、すべての方がすぐに治療を始める必要があるわけではありません。大切なのは、今の状態が「経過を見てよい段階」なのか「対処を始めたほうがよい段階」なのかを見分けることです。
経過を見ながらでよいことが多い状態
- 顎の音はするが、痛みも開けにくさもなく、音の大きさや頻度が変わっていない
- 歯並びに多少のでこぼこはあるが、噛みにくさや特定の歯の痛みがない
- 歯科医院で噛み合わせの偏りを指摘されたが、すり減りや詰め物の破損は起きていない
こうした状態では、定期検診のたびに変化がないかを確認しながら経過を見ることが多くなります。「何もしない」のではなく「変化を見張る」という選択です。
早めに受診を検討したい状態
- 顎の音に加えて、痛みや引っかかり、朝のこわばりが出てきた
- 口を開ける幅が以前より狭くなった、大きなあくびがしにくくなった
- 同じ歯の詰め物や被せ物が繰り返し外れる、欠ける
- 特定の歯が噛むと響く、しみる症状が続いている
- 被せ物・インプラント・矯正といった治療のあとで、当たり方が変わった感じが続いている
いずれも「悪化を待たずに確認する」ための目安であり、当てはまるからといって重い状態と決まるわけではありません。ただ、変化が出ているということは、力の偏りがどこかに影響し始めているサインと考えられるため、原因を確認する価値があります。
「痛くない=問題ない」ではない理由
噛み合わせの偏りが厄介なのは、痛みが出るのが最後のほうだという点です。歯のすり減りや詰め物の破損は痛みを伴わずに進み、顎の負担も最初はこわばりや疲れとして現れます。痛みを基準に受診を決めると、対処の選択肢が狭まった段階で初めて動くことになりかねません。歯周病でも同じように「自覚しにくいまま進む」性質があり、噛み合わせの偏りが歯を支える骨への負担を通じて歯周病の進行に関わることもあります。
千葉駅で通勤の合間に受診するなら|
初回で行うこと・治療に進む場合の考え方
「受診したほうがよさそうだ」と思っても、通勤の途中で立ち寄れるかどうかは現実的な問題です。当院では、噛み合わせのご相談の初回を「状態の確認と見通しの説明」に絞り、その日に治療を始めることを前提としていません。まず今の段階を知り、必要なら次に何をするかを一緒に決める、という進め方です。
初回で行うことと、その後の流れ
初回は問診で症状の出方を伺い、歯の当たり方の確認、すり減りや詰め物の状態の確認、レントゲン撮影を行います。顎関節の状態を詳しく見る必要があれば、院内の歯科用CTで撮影します。結果は画像をお見せしながら、「今は経過観察でよい」「まず就寝時のマウスピースで力の影響を減らす」「調整や治療が必要」のどれに当たるかをお伝えします。治療に進む場合も、戻せる方法から始め、様子を見ながら次の判断をするのが基本です。具体的な治療の方法は当院の噛み合わせ治療のページでご確認ください。
千葉駅での受診と院内のご案内
- JR千葉駅の改札内にあるペリエ千葉エキナカの4階で、乗り換えの途中に立ち寄れる場所です。休みなく、昼の休診時間もなしに夜20時30分まで開けているため、出勤前・退勤後のどちらにも予約を入れられます
- 初回の確認は問診・当たり方の確認・レントゲンが基本で、顎の関節の状態を立体的に確認したいときは院内の歯科用CTで撮影します
- 診療室は完全個室で、歯ぎしりや顎の症状についてのご相談も落ち着いてお話しいただけます
- 就寝時のマウスピースをご提案する場合、型取りと装着で2回前後の来院で使い始められるのが一般的です
- 被せ物の見直しや矯正など、費用と期間のかかる治療に進むかどうかは、見通しを書面でお渡ししたうえで、ご自宅でゆっくり検討していただけます
よくある質問
噛み合わせが悪いと言われましたが痛みはありません。放置しても大丈夫ですか?
顎の音が鳴るだけの状態は、放置するとどう進みますか?
噛み合わせを放置すると、頭痛や肩こりも起こりますか?
詰め物が何度も外れます。噛み合わせと関係がありますか?
放置してしまった期間が長いのですが、今から受診しても意味はありますか?
まとめ|噛み合わせを放置すると影響は「歯→顎→全身」へ広がる可能性がある
噛み合わせを放置するとどうなるかは、まず歯のすり減りや詰め物の破損として、次に顎の関節や筋肉の負担として、場合によっては首や肩の張りとの関連として現れる可能性があります。すべての方が同じ順番で進むわけではありませんが、歯の段階で気づけるほど対処は簡単で、痛みは最後のほうに出てくるという性質があります。
音だけで変化がない状態は経過観察で済むことも多い一方、痛みや開けにくさ、繰り返す詰め物の脱落といった変化が出たときは受診の目安です。千葉駅で「痛くないから」と後回しにしている方は、今の段階を確認するためだけでも、一度立ち寄っていただければと思います。
噛み合わせ治療を受けるうえでの注意点
注意点
- この記事の「歯→顎→全身」の段階は影響を整理するための一般的な考え方で、すべての方が同じ経過をたどるわけではなく、進行の有無や速さは検査のうえで個別に判断します
- 頭痛や肩こりなど全身の症状は、お口以外の原因によることが多く、噛み合わせの治療で改善することをお約束するものではありません
- 経過観察を選んだ場合も、定期的な確認が前提です。変化があった際は予約日にかかわらずご連絡ください
- 治療に進む場合、調整で削った歯質は戻らない、マウスピースは装着当初に違和感が出る、被せ物や矯正にはそれぞれ固有のリスクがある、といった点を事前にご説明します
- レントゲンや歯科用CTはごく少量の放射線を用いるため、妊娠中または妊娠の可能性がある方は事前にお申し出ください
おおよその費用
噛み合わせの状態を確認する診察とレントゲン撮影、症状の改善を目的とした調整や就寝時のマウスピース(ナイトガード)の作製は、必要性を歯科医師が認めれば健康保険で受けられるのが一般的です。日本顎関節学会のQ&Aでも、顎関節症の治療は公的医療保険の範囲内で受けられると案内されています。窓口でのお支払いは、その日の検査・処置の点数にご加入の保険の負担割合を掛けた額で、内容によって毎回変わります。被せ物の見直しで自費の材料を選ぶ場合や矯正治療は自費となり、事前にお見積りします。お会計は現金とクレジットカードのいずれにも対応しています。
記載理由
医療広告ガイドライン(平成30年6月1日施行)の趣旨に照らし、噛み合わせを放置した場合に起こりうることを過度に不安をあおらない形で整理し、受診の目安を自分で見分けられるように記載しています。
※症状の現れ方や進行の速さには個人差があります。※保険が使えるかどうかは診断の結果によります。
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監修 / 医療法人社団 翔翼会
理事長 村上 翔 - 私たちが実践するのは、あなたを“患者”ではなく「お客様」として丁寧にもてなすホスピタリティと、「大切な家族や友人にしてあげたい診療」です。大学病院レベル以上の設備と衛生環境を整え、一人ひとりのお客様に心から寄り添いながら納得していただけるベストな治療法をご提案してまいります。
※本記事は一般的な情報提供を目的としています。噛み合わせの影響がどの段階にあるかは検査のうえで個別に判断されますので、放置していた症状に思い当たる場合は歯科医院での受診をおすすめします。
患者様の満足度調査を
実施しております。
少しでも患者様にとってより良い⻭科医療を提供するため、 第三者機関のNPO法人 日本⻭科医療評価機構に依頼をし、患者様の満足度調査を行っています。 患者様の率直なご意見をいただき、 改善すべき点は真摯に受け止めていきたいと思っています。当院には患者様の個人情報は一切伝えられませんので、是非、皆様の忌憚のないご意見をお聞かせください。NPO法人日本⻭科医療評価機構の調査結果はバナーよりご確認ください。
日本⻭科医療評価機構は、ネットで⻭医者を検索してみたが、どこに行けばいいか分からない、 診療時間や場所のメリットだけではなく、本当に信頼して通える⻭医者を探したい、 そんな患者様のために本当に信頼して通える⻭科医院を評価・認定することを目的とした組織です。